第89回 舞台は江の島「江の島ワイキキ食堂」
こんにちは。
冬本番がやって参りました。
人間の防寒対策はもちろん、
猫の防寒対策もしっかりと
準備しときましょう!
今回のえりかのコラムは、
「江の島ワイキキ食堂」の
ご紹介。ごゆっくりご覧ください。
![](/nekomedia/upload/20091221153059.jpg)
![](/nekomedia/upload/20091221153108.jpg)
江の島でワイキキの食堂が
どう猫に関係あるんだ、と
思った皆様方。
それよか江の島で
ワイキキって何なんだ、と
思った皆様方。
あまつさえ「食堂」ってのは
何なのか、と思った皆様方。
![](/nekomedia/upload/20091221153123.jpg)
いいんですいいんです。
今は存分にそう思ってて
下さいませ。
人間っていうのは勝手なもので、
今までマイナスイメージを抱いて
いたものが何らかのきっかけで
プラスに転じると、実際の
そのものよりも、もっと良い
そのものに見えてしまうという、
悲しい習性があるものなのです。
だから、今のうちに
江の島ってのは何だ、
ワイキキってのは何なんだ、
そして食堂っつーのは
一体何なんだ、と
存分に思っててくださいね。
![](/nekomedia/upload/20091221153134.jpg)
まず、良く考えてみると、
江の島で食堂を開き、
その食堂に「ワイキキ」という
固有名詞を含んだ店名を
つけるのには、誰の何の許しも
必要無いわけです。
んで、そこで猫を飼おうと
飼うまいと、これまた誰の許しも
必要としないわけなのです。
と、いう事はですよ。
江の島でワイキキが食堂で、
しかもこの猫本レビューコーナーで
レビューされていても、そこには
何の不思議も無いわけです。
![](/nekomedia/upload/20091221153147.jpg)
と、題名だけでここまで
引っ張ってきましたが、
そろそろ本題に入りましょう。
江の島で「ワイキキ食堂」という
食堂を開いている主人公、というか
正しくは主人公の飼い主、頼ちゃん。
よりちゃん、と読みます。
今時の少女漫画で良くありそうな
名前ですよねぇ。男の子なんですけど。
男の子って言っても、大体20代半ば
あたりなんですけどね。
![](/nekomedia/upload/20091221153159.jpg)
で、その頼ちゃんが飼ってるのが
この漫画の主人公、猫のオードリー。
猫って言っても、人語が喋れる
わけなんですけどね。
だから猫っていうか何て言うか、
一種の妖怪とかなんですけどね。
そこんとこがあるから、喋れることは
飼い主の頼ちゃんも知りません。
でも見た目は、はちわれの
その辺によくいそうな猫なんです。
![](/nekomedia/upload/20091221153212.jpg)
で、そのワイキキ食堂には、
お客が全然来ないわけです。
食堂って言っても、なんとなく
お洒落な感じだし、ハムエッグ定食を
始めとしたメニューは逸品揃い。
どうしてお客が来ないのか、
何でかほんとに分からない。
来るのは、土産物屋の跡継ぎ娘、
頼ちゃん幼馴染のヒカリちゃん。
このヒカリちゃんってのが、
実は頼ちゃんに片恋して早10年。
けれども当の本人には一切気づいて
もらえないという不憫な子。
![](/nekomedia/upload/20091221153244.jpg)
舞台は流行らない食堂。
そこの店主は若くてステキ、
けれども天然にぶちんな
メガネ男子。
その男子に恋するカワイイ幼馴染。
そして、人語を喋るオードリー。
なんだか面白い事が
起こりそうでしょ。
起こるんですけどね。
![](/nekomedia/upload/20091221153254.jpg)
![](/nekomedia/upload/20091221153301.jpg)
江の島のワイキキ食堂を舞台に、
人語を喋る猫、オードリーと
飼い主の頼ちゃん、そして
1人と1匹を取り巻く人々&etcが
起こす心温まるストーリーの数々。
一話で一度はじんわりと泣けるような、
そんなステキ物語が詰まっております。
これは、内容&絵ともに
老若男女におすすめします。
猫漫画の中でも星3つ。
ずっと読み続けたい逸品です。
![](/nekomedia/upload/20091221153311.jpg)