えりかの猫本レビュー

第89回 舞台は江の島「江の島ワイキキ食堂」


こんにちは。
冬本番がやって参りました。
人間の防寒対策はもちろん、
猫の防寒対策もしっかりと
準備しときましょう!
今回のえりかのコラムは、
「江の島ワイキキ食堂」の
ご紹介。ごゆっくりご覧ください。













の島でワイキキの食堂が

どう猫に関係あるんだ、と
思った皆様方。

それよか江の島で
ワイキキって何なんだ、と
思った皆様方。

あまつさえ「食堂」ってのは
何なのか、と思った皆様方。







いいんですいいんです。
今は存分にそう思ってて
下さいませ。

人間っていうのは勝手なもので、
今までマイナスイメージを抱いて
いたものが何らかのきっかけで
プラスに転じると、実際の
そのものよりも、もっと良い
そのものに見えてしまうという、
悲しい習性があるものなのです。

だから、今のうちに
江の島ってのは何だ、
ワイキキってのは何なんだ、
そして食堂っつーのは
一体何なんだ、と
存分に思っててくださいね。








まず、良く考えてみると、
江の島で食堂を開き、
その食堂に「ワイキキ」という
固有名詞を含んだ店名を
つけるのには、誰の何の許しも
必要無いわけです。

んで、そこで猫を飼おうと
飼うまいと、これまた誰の許しも
必要としないわけなのです。

と、いう事はですよ。

江の島でワイキキが食堂で、
しかもこの猫本レビューコーナーで
レビューされていても、そこには
何の不思議も無いわけです。








と、題名だけでここまで
引っ張ってきましたが、
そろそろ本題に入りましょう。

江の島で「ワイキキ食堂」という
食堂を開いている主人公、というか
正しくは主人公の飼い主、頼ちゃん。

よりちゃん、と読みます。
今時の少女漫画で良くありそうな
名前ですよねぇ。男の子なんですけど。

男の子って言っても、大体20代半ば
あたりなんですけどね。









で、その頼ちゃんが飼ってるのが
この漫画の主人公、猫のオードリー。

猫って言っても、人語が喋れる
わけなんですけどね。

だから猫っていうか何て言うか、
一種の妖怪とかなんですけどね。
そこんとこがあるから、喋れることは
飼い主の頼ちゃんも知りません。

でも見た目は、はちわれの
その辺によくいそうな猫なんです。








で、そのワイキキ食堂には、
お客が全然来ないわけです。

食堂って言っても、なんとなく
お洒落な感じだし、ハムエッグ定食を
始めとしたメニューは逸品揃い。

どうしてお客が来ないのか、
何でかほんとに分からない。

来るのは、土産物屋の跡継ぎ娘、
頼ちゃん幼馴染のヒカリちゃん。

このヒカリちゃんってのが、
実は頼ちゃんに片恋して早10年。
けれども当の本人には一切気づいて
もらえないという不憫な子。









舞台は流行らない食堂。
そこの店主は若くてステキ、
けれども天然にぶちんな
メガネ男子。

その男子に恋するカワイイ幼馴染。
そして、人語を喋るオードリー。

なんだか面白い事が
起こりそうでしょ。

起こるんですけどね。







 




の島のワイキキ食堂を舞台に、

人語を喋る猫、オードリーと
飼い主の頼ちゃん、そして
1人と1匹を取り巻く人々&etcが
起こす心温まるストーリーの数々。

一話で一度はじんわりと泣けるような、
そんなステキ物語が詰まっております。

これは、内容&絵ともに
老若男女におすすめします。

猫漫画の中でも星3つ。
ずっと読み続けたい逸品です。












江の島ワイキキ食堂
かしこいニャンコのオードリーが看板猫から、恋のお手伝いまで大活躍☆




Auther:

★えりか


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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