えりかの猫本レビュー

第50回 大自然と猫!「カボチャの冒険」


あけましておめでとうございます。
07年も無事に過ぎ、08年の幕開けですね。
今年も皆様にとって良い年であります様に!
さて、2008年一発目のえりかのコラム。
今回は五十嵐大介著「カボチャの冒険」の
ご紹介です。ごゆっくりどうぞ。


















紙を見て即買いしたのも久しぶりでした。


今の本屋さんって、コミックス系はビニールで
包んであるわけで、本屋さんでコミックスを
買う時なんてのは、ある程度前もって中身を
調べてから、という感じが多いんです。私的に。
















本屋をぶらついてちらっと立ち読みし、
それで気に入ったコミックスを
つい買ってしまうなんて、今はもう昔。
コミックス系は滅多なことが無い限り
立ち読みできない高嶺の花的存在に。











そんな中、表紙だけを見て
自然に手が伸びたこの作品。

今とは、一番遠い季節の夏。
夏は、緑の草木が茂る季節。

そしてとんぼ。青空。白い雲。
たぬきときつねとジャンピング猫。
表紙に描かれている全てが
夏の引き出しを開けてくれます。











夏かぁ。
懐かしいな。

って、思ったでしょ。今そう思ったでしょ。
思ってくれたことにして話を進めます。

懐かしいと思った皆さん。
この画面のずーっと下の方を見てみてください。

「商品情報」っていうとこがあるでしょ。
そこに、この本の表紙がついてるでしょ。
見ましたか? 見ましたね。

ほーら。
表紙買いしちゃった私の気持ちが分かるでしょ。








んで、まだ下を見てない方。
猫は好きですか? 好きですよね。
好きということで話を進めます。

猫が好きな皆さんも、下を見てみてください。
見ましたか? 見た方がいいですよ。
めんどくさいとか思っても、見た方がいいですよ。

ほーら。
表紙買いしちゃった私の気持ちが分かるでしょ。









表紙だけでこんなに語れるこの本の内容は。

もうね、それもこれも表紙を見ていただければ
分かるんです。百聞は一見にしかず。

・猫
・春夏秋冬
・田舎暮らし
・自然
・農作業
・野生動物
・恐竜

上記のうちの、どれか2点が好きなら
きっと買って損無し。















この「カボチャの冒険」
猫の名前が「カボチャ」なんです。

今まで都会の家の中で、
箱入り娘として育ったカボチャ。

そのカボチャが、いきなり東北の
山の中にお引っ越し。

さあて。
カボチャはどのような変身を
遂げるのでしょうか。









遂げるのでしょうかも何も、
表紙を見たら一目瞭然。
ね。さっき見たでしょ。
あの様になります。

猫という動物の、適応能力の高さに
びっくりですよ。漢字で書くと吃驚。









五十嵐さんの描く猫や動物、自然は
一見雑に見えてほんとに緻密。

猫なんて、よくよく仕草や行動を見ていないと
ここまで描き込めないですよ。

リアルめに描き込まれた絵ですが、
それでいて猫の表情の書き分けが凄い。
「あー・・・ほんとに猫だ・・・」と
じっくり見ても、ボロが出ない猫の絵。

本屋さんでこの本を見つけて、
それがビニールに包まれていたら。

表紙と裏表紙を見るだけで、
著者の五十嵐さんの絵の魅力が
ダイジェストで理解できますのでね。
ぜひ手にとって見てみることを
おすすめしますよ。










自然が好き、猫が大好きという
あなたにおすすめします。
あと、四季の匂いを感じたい方へも
おすすめです。


あ。忘れちゃいけない。

猫と田舎暮らしをしたい方、または
猫と田舎暮らしをしてる方なんかには
最高の一冊です。

とにかくですね、誰だって表紙を見たら
きっとスルーなんてできませんから。












カボチャの冒険

「手足のびのび猫と一緒の田舎暮らし!!東北の農村で、漫画を描き畑を耕しながら暮らす五十嵐さんの相棒は、野性的な飼い猫・カボチャ!!
特別付録:カボチャ冒険地図
描き下ろし:ふしぎ絵ストーリー『Kabocha in Wonderfield』





次回は1月20日更新予定!次回も是非見てくださいね!

Auther:

★えりか


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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