えりかの猫本レビュー

第76回 長生きを望むなら「ネコを長生きさせる50の秘訣」


風薫る5月にももうさよなら。
明日からは空が泣く6月です。
今年も夏に近づいてまいりました。
今回のえりかのコラムは
「ネコを長生きさせる50の秘訣」の
ご紹介。ごゆっくりご覧ください。









やぁ、うちの猫も年を取ったもんです。

拾った時分は多分3ヶ月であろうとの
獣医さんの言葉から誕生日を設定し、
そこから数えて6年間。

うちの猫も年を取ったもんです。

6才ですよ6才。
一緒に暮らして6年ですよ。

生まれたばかりの赤子だって
6年経てば小学生になるわけです。









そんな人間の派手な変化と違って、
猫の場合は毎日のんべんだらり、
ちょっと体が大きくなったくらいで、
気が向いたら餌食べて、
お日様が昇った沈んだ翳ったと言っては
寝床で丸まりあくびをひとつ、
気が付けばいつの間にか6年間。

つくづくうちの猫も年を取ったもんです。








人間の場合、6年間生きてるだけじゃ
「年を取った」とは言いませんよね。

それが猫なら「年を取った」と言われます。
それは、当たり前だけれど人間と猫では
時間の流れが違うから。

当たり前で悲しい事実ですが、
猫の飼い主ならば、それは
直視しなければいけないこと。

それを直視した上で、彼らの
健康に気を配り、出来得る限りの
長生きを願いたいものですよね。








そういやうちの猫ももう6才、と
ふと思ったときに、猫の6才って
人間のどのあたりなんだろう、と
少し調べてみたわけです。

そしたらもう猫の6才って
初老というか壮年期というか
人間で言えば人生の折り返し地点っぽい
言葉が並んでるんですよ。

もう一気に怖くなりましてね。







上で時間の流れを直視うんぬんとかいう
かっこつけたことを書きましたが、
正直今まであんまり考えたこととか
無かったわけです。

なんてか、もううちの猫は
「うちの猫」という生き物で、
世間一般で言われる「猫」という
生き物とは別のものだ、というような
意識がどっかにあったわけです。

だけどうちの猫もほんとにもう6才。
人間で言えば初老か壮年期。
そろそろ「猫の老い」ということを
ほんとーに真剣に考えなければならない
時期になったんだなぁと心底思いました。








それでね、この本に手が伸びたんです。
なんたって長生きさせる秘訣が
書かれてるんですよ。しかも50も。
しかもしかも、著者はあの加藤由子さん。
光の速さで手に取りました。

可愛いイラストと分かりやすい文章で
綴る長生きのための50の秘訣。

読んでいてつくづく思いましたね。

猫を長生きさせる秘訣。
それはとても簡単なことで
とても難しいことだと。







簡単なことなんです。
この本に書いてある50の秘訣、
それは言ってしまえば
猫を飼う上で当たり前なことばかり。

だけど、それらをすべて
実行するのはとても難しい。







読んでいて「なんだ当たり前じゃん」と
思うことほど、じゃあそれを
実行しているか、となれば
話は別問題。

「ま、いっか」と軽く見ている
ところこそ、大事なところだったりして。










ろそろ猫の年齢が

気になり始めた飼い主の皆さん。

飼い主を長くやっていると
どこかしら気が抜ける部分が
出てきてもおかしくありません。
そりゃそうです。人間ですから。

そんな時にこそこの本。
ピリッと気を引き締めてくれますよ。

もちろん、若い猫を飼っている
あなたにもおすすめです。












ネコを長生きさせる50の秘訣
ネコとの楽しい生活はいつまでも
ずーっと続けたいもの。
そんなネコを愛する飼い主のみなさんが、
1日でも長くネコとの幸せな日々を
送ることができるように、
ネコのエキスパート加藤由子さんが
あなたのネコを長生きさせる秘訣を
科学的視点でズバリ回答。

ふだんからできる心がけや
ネコの性格をつかむコツを紹介し、
ネコとの幸せ生活をサポートします。


Auther:

★えりか


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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