えりかの猫本レビュー

第1回 ネコ好きならいちどはどうぞ! 「こねこ」


みなさん初めまして。えりかと申します。
この度、こうしてコラムを書かせていただくことになり、
光栄のいったりきたりでございます。


についての映画や本など、猫メディア関連のコラムを書かせて

いただくわけですが、「見たくなる、見返したくなる」をモットーに、
皆様がステキな猫映画、猫本と出会えるきっかけを作り出せるといいなあと
思っております。


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、
皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので
どうかよろしくお願いいたします。



さて、「こねこ」 ロシアの映画です。
ストーリーは単純。バースディプレゼントに子猫を買ってもらった姉弟とその家族。
そして子猫の脱走と、そこから出逢う猫達&一人の猫好きなおっさん。
主役の子猫を軸にして、ひとつの家族とロシアの猫おじさんの姿を淡々と描きます。


子猫の名前はチグラーシャ。(以下、チグラ)
ロシア語で「トラ猫」という意味です。なんて質実剛健。
パーティーでいろいろと名前の候補はあがったのですが、
姉弟のばあちゃんの鶴の一声で決まってしまいました。
ばあちゃんに文句を言う人は誰もいなかったのでしょうか。



そんなこんなでチグラと名付けられた子猫。
これがもういたずらしまくりのやんちゃ猫。


子猫を育てた経験のある方なら深ーくうなずいてしまうであろう暴れっぷり。
私も育猫経験はありますので、深ーくうなずきましたとも。
うなずいて、同時にとろとろの笑顔にもなりまっせ。
子猫を育てたことの無い人なら、あまりの可愛さにましてや顔がとろけることでしょう。



なんだかんだで可愛がられていたチグラですが、脱走、放浪。
そしていろんな経験をしながらロシアの猫おじさん、フェージンの元へたどりつきます。
このおっさん、猫好きグランプリを授けたい程の猫好きっぷり。
このおっさん程、猫と自然に接している人は見たことがないです。
家でも猫を何匹も飼っているのですが、それがまた個性派揃いで
猫好きのハートをがっちりキャッチすること必至。



ジンジンという名の猫は、芸をします。
「させられている」という感じではありません。「芸をしたくてたまらない」という顔です。
おっさんを見上げる目が、きらきらしてるんです。
どんな芸かは、見てのお楽しみ。キャーキャー言うこと受け合いですよ。
そんな猫達とサーカスしたいとおっさんは妄想します。
ジンジンの芸達者ぶりをとくとご覧あれ。




この映画、一度目は猫の可愛さ以外は大してパッとしないのですが、
その分何度見ても飽きません。それどころか、何度も見るごとに
しみじみとした良さが分かってくる、するめ映画です。
レンタルで借りようとしているアナタ。一度見ただけじゃこの映画の良さは
わかりませんぜ。

好きに贈るこの一本。何度見ても楽しめます。

猫・ねこ・ネコ・こねこ。看板に全くいつわり無し!
今夜、あなたの猫欲満たします。






こねこ

洋画では異例の「文部省選定映画」となった、猫を主役にしたドラマ。迷子になったトラ猫のチグラーシャは、危機を救ってくれたワーシャという猫に独身男・フェージンの家へ案内される。しかし、フェージンが大怪我をしてしまい…。トールサイズ仕様。






次回は2月19日更新予定!次回も是非見てくださいね!

Auther:

★えりか


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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